BIOGRAPHY
クラシック歌手 本岩孝之
経歴
- 熊本県八代市出身
- 東京学芸大学教育学部D類音楽科卒業(バリトン及びテノール専攻)
- 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業(テノール専攻)
- 東京藝術大学大学院修士課程古楽科バロック声楽専攻修了(カウンターテナー専攻)
師事
バス及びバリトンを佐藤幹一氏に、テノールを森恭子、森眞一、平和孝嗣、嶺貞子、荒道子、鈴木寛一、天野秋雄、パリデ・ヴェントゥーリの各氏に、カウンターテナーを野々下由香里氏に師事。
活動
バリトンとして、モーツァルト作曲《レクイエム》、ベートーヴェン作曲《交響曲第9番》、シューベルト作曲《ミサ曲第5番》のソリスト、モーツァルト作曲オペラ《フィガロの結婚》伯爵役、林望作劇・二宮玲子作曲《MABOROSI~オペラ源氏物語》光源氏役、伊勢谷宣仁作曲テクノ・オペラ《観音抄》司祭役、伊勢谷宣仁脚色・構成のオペラショウ《かるてっと》ロバット役、プッチーニ作曲《ラ・ボエーム》ショナール役に出演。
テノールとして、カルロ・ベルゴンツィ、エヴァ・マルトンのマスタークラスに参加し研鑽を積む。第5回全日本ソリストコンテスト奨励賞受賞、第10回太陽カンツォーネコンコルソ入賞。ベートーヴェン作曲《交響曲第9番》、ベートーヴェン作曲《ミサ・ソレムニス》のソリスト、マスネ作曲オペラ《シンデレラ》の学者役。イタリアでのコンサートでは、本場のオペラファンからアンコールの大喝采を浴びる。
カウンターテナーとして、第12回日本クラッシック音楽コンクール全国大会入賞。バッハ作曲《マタイ受難曲》、フォーレ作曲《レクイエム》(男声合唱版)、ベートーヴェン作曲《交響曲第9番》のアルトソリスト。井伊直弼と開国150周年記念オペラ二宮玲子作曲《たぬきのはらづつみ》では、カウンターテナーとバリトン両方の声を使って主役を演じ大好評を博した。シューベルト作曲歌曲集《冬の旅》をカウンターテナーでは世界初となる全曲リサイタル開催。グルック作曲オペラ《オルフェオとエウリディーチェ》オルフェオ役を主演。
東京文化会館小ホール、東京オペラシティリサイタルホール、音楽の友ホール、文京シビック小ホール、国内最大級の野外劇場である河口湖ステラシアターでのリサイタルを始め、各地で数多くのコンサートに出演。聴衆を魅了している。
NHK-FM「名曲リサイタル」NHK-総合TV「謎缶」「アルクメデス」出演。
mf247でラップとのコラボ作品“Ave Maria~My promise”がヒップホップ/ラップ部門で第1位を獲得。Jリーグのヴァンフォーレ甲府開幕試合で“勝利を祈るアヴェ・マリア”を歌唱し始球式を行う。第28回国民文化祭やまなし2013で皇太子殿下(今上天皇陛下)御前にてカウンターテナーで“君が代”独唱。2018年第3回ジャパンダンスグランプリ、2019年大相撲甲府場所ではバリトンで“君が代”独唱。武州里神楽十世家元石山裕雅と「縄文の魂」を初演。ダンテ原作・源光士郎制作・武楽《神曲 修羅六道》テーマ曲を歌唱。テレサ・テン生誕70周年記念コンサートに出演し中華圏最大メディアの中文導報や東方新報で報道される等、クラシックの枠を越え、幅広い活動を展開している。
公益財団法人山人会第34回前田晁文化賞を受賞。
CDはこれまで『Ave Maria』、『耳に残るは君の歌声~奇跡の4オクターヴ』、『ふるさと~姉弟で紡ぐ美しい日本の心』、『Ave Maria Hyper Remix』、『口づけ~本岩孝之トスティを歌う』、『バリトンでうたう愛の歌』、『富士に寄せて~姉弟で紡ぐ美しい日本の心2』、『カウンターテナーによる《冬の旅》』、『アメイジング・グレイス』、計9枚をリリース。
バスの音域から、バリトン、テノール、カウンターテナーまで、4オクターヴにわたる驚異的な音域と幅広いレパートリーを、類い稀な美しい声で歌いこなす、唯一無二の声楽家。